今回は、RIZINでのドーピング違反者について。
木村ミノル選手がドーピング検査で陽性になりました。
クレンブテロールという筋肉増強剤で引っかかりました。
クレンはカッティングサイクル(減量サイクル)に主に使われるもので、
筋肉増強や減量のサポートをしてくれるものになります。
もちろん筋肉増強作用があるので、力も変わってきます。
格闘技において、力のブーストはあってはならないものですよね。
もちろん、筋肉増強剤を使うことは選手としてダメなことです。
しかし改めて筋肉増強剤の恐ろしさを痛感します。
筋肉増強剤を使ってみたい。
筋トレをしている人で大半の方が考える事でしょう。
1回だけ。
その1回で辞めれるわけがないのです。
大麻と一緒です。
1度使ってしまうと、その時の感覚を覚え精神依存してしまいます。
また手軽に購入できてしまうので、1度だけと手が伸びやすいです。
筋肉増強剤には、インジェクション(注射)、経口があります。
経口は肝臓へのダメージが多く、インジェクションは肝臓のダメージを避けることが出来ます。
経口だと、今回使われたクレンは4000円ほどで購入できます。
高校生でも購入できちゃいますね。
もちろん費用はこれだけでなく、PCTサイクル(簡単に言うと回復期間)でもお金がかかります。
筋肉増強剤はずっと使い続けるわけではなく、10週間ほど使い、10~20週間休む(PCT)ようにサイクルがあります。
なぜずっと使わないのか。
体外から男性ホルモンを投与するので、身体が男性ホルモンを作らなくなってしまいます。
また、モノによってはインジェクションでも肝臓にダメージを与えるものもあります。
よって外見は強いのに、中身はボロボロなカラダを作ることになります。
そこにPCT(回復期間)を設けることで、肝臓ダメージの緩和、男性ホルモンを自己生成できるように、HCGを打ったり、ウルソを飲んだり、カベルゴリンを飲んだり。
休薬期間を設けます。
トータル費用は数十万ですかね。
もちろんクスリのコーチを付ける方もいるので、コーチ代もかかります。
なんでそんな知ってるの?と思う方もいるかと思いますが、
昔使おうと思って勉強したからです。
知れば知るほどマイナスをしり、使いたくなくなります。
よって今現在まだ使ったことはありません。
話が脱線しまくりですが、一つ言えるのは
使わない方が幸せだと思います。
ではまた次回!
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