今回は101理論についてのブログです。
まず101理論とは、山本義徳さんが考案した理論になります。
前回のトレーニングを100とすれば、次は101の刺激を与えられれば十分と簡単に言うとこういった理論になります。
こう見ると、簡単そう、そこまで追い込まなくてよさそう。
と感じる方もいらっしゃると思います。
しかし、実はとても難しいと思います。
筋トレを行うことで、対象筋にストレスを与えることができます。
100の刺激とは、対象筋に対するストレスのことです。
*対象筋・・・その種目で鍛えるメインの部位
ベンチプレスで考えてみましょう。
ベンチプレスでは対象筋が大胸筋、補助筋が上腕三頭筋、三角筋(前)となります。
今日、ベンチプレス60㎏で10回3set行い、大胸筋に100のストレスを与えたとします。
次回は60㎏で11回3setを目指す。これが簡単に言う101理論なのですが、
ここで難しいのは10回3setの時と全く同じクオリティのフォームで行わなければならないことです。
11回上げることにフォーカスをおいてフォームが雑になってしまう、対象筋の意識が薄くなる。こういったことが考えられます。
するとどうなるか。
大胸筋へのストレスは弱くなり、補助筋へのストレスが増える。
こうなると、回数だけみると101達成に見えますが、対象筋へのストレスはむしろマイナスになっています。
ここがとても難しいところになります。
要するにフォームがとても上手で、テクニックがある方ではないと成り立たない101理論とも捉えられます。
この点を抑えると、山本先生が実際コーチしているときに、胸のトレーニングだとダンベルフライを持ってくるのも納得がいきます。
単関節運動なので大胸筋のみしか使えません。補助筋がないので101が成り立ちやすいです。もちろんテクニックもかなり必要ですが。。。
まずはトレーニングで対象筋が攣るくらい、テクニックを磨かなければいけませんね。
101は決して簡単ではないです!
ではまた次回!
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